1926年(大正15年)4月、安中の有志25人を発起人に安中二葉幼稚園は創立されました。幼児教育の場はまだ珍しい時代にあって、「小さい時から子どもを清く育てれば国は自然に治まる」という考えのもと、奉仕の心と幼児教育への使命感を持った2人の教師を迎えてスタートし、地域とともに発展してきました。
 幼い子どもたちの人格形成、教育の根幹となり、今に引き継がれているのはキリスト教の精神に基づく価値感です。「人間は神様によって造られ、誰もが神様に愛され守られている大切な存在であり、互いに助け合うべき存在である」という聖書の教えに沿って、一人ひとりが輝き、愛されている子どもとして育てられています。
 私たちは常に「本当に大切なことは何か」を問い、「生命」を何よりも大切に考えてきました。他方で、教育によって人格は備わっていくとも考えてきました。心身の発育段階に合わせて、計画的に教育活動を行い、遊びの中にも意図的な目的をおくのが幼稚園です。たとえば自然体験を通して感性を養い、季節の移り変わりを目と心で感じる。これも自分以外の他の存在に気づき、人を思いやり、愛し合う気持ちにつながっていくといっていいでしょう。
 小さな感動を毎日積み重ね、見えないものを感じる心を育むことが私たちの目標です。幼いこの時期に五感を育てる土壌を耕し、心豊かに育つための種を蒔く。安中二葉幼稚園は、子どもたちが大人になっても時々立ち返る心のふるさとでありたいと願っています。